2009年 - 2010年
造血幹細胞の幹細胞性を維持するZNF521遺伝子の機能解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
われわれは転写因子であるZinc finger protein 521(ZNF521)を発現抑制することによって、多分化能を有する未熟白血病細胞株が赤血球系に分化することを明らかにした。さらに、ZNF521はGATA-1と直接結合し、GATA-1の機能を負に制御することによって造血幹細胞の分化を抑制することを明らかにした。このことは、ZNF521が造血幹細胞の幹細胞性("stemness")を維持するのに重要な分子であることを強く示唆している。
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- 課題番号 : 21790919
- 体系的課題番号 : JP21790919