2011年1月
側頭葉下部皮質における観察角度に依らない物体認識の表現
電子情報通信学会技術研究報告
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- 巻
- 110
- 号
- 399
- 開始ページ
- 45
- 終了ページ
- 50
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
観察角度に依らない物体認識の脳内表現を明らかにするため,視覚処理の最終段に位置するITの神経細胞の応答を記録し,事前に経験した三次元物体の異なる観察角度像への応答を調ペた.4つの類似性の高い物体を作成し,それぞれ観察角度を30°おきに90°まで変え,合計16枚の画像を物体セットとした.事前経験には,1. 同じ物体セットの画像を弁別させない単純な画像弁別タスク(Same-or-not-task) 2. セット内の物体を観察角度を変えて弁別させるタスク(Object task) 3. セット内の物体を同じ観察角度で弁別させるタスク(Image task)を用いた.Image taskでの事前経験の後,幾つかのIT神経細胞は観察角度に依らない物体認識を表現していた.事前経験のタスクに依ってIT神経細胞の三次元物体の表現は異なっていた.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110008676331
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN1001320X
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110008676331
- CiNii Books ID : AN1001320X