2012年4月
血管病に関する最新の話題 チアゾリジン誘導体と膀胱がん
(株)先端医学社 Vascular Medicine
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- 巻
- 8
- 号
- 1
- 開始ページ
- 85
- 終了ページ
- 88
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 先端医学社
チアゾリジン誘導体は、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ(PPARγ)のリガンドでインスリン抵抗性改善作用を有し、糖尿病患者の血糖コントロールに寄与している。また、他にも心血管イベントに対するベネフィットも報告されている。一方、大規模疫学調査により膀胱がんの発生リスクを上昇させるという報告もある。膀胱がんの発症には人種差、性差が認められるため、日本人を対象とした疫学研究が必要である。しかし、疫学研究の限界も踏まえ、臨床現場においてはリスク-ベネフィットを考慮した処方が必要である。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1880-2478
- CiNii Articles ID : 40019304861
- CiNii Books ID : AA1204916X