2018年8月 - 2022年3月
大正期における「バレエ」移入の様相と背景:G.V.ローシー研究を中心に
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 研究活動スタート支援
本研究は大正期日本バレエ黎明の様相を考察するにあたって、帝国劇場に招聘されたバレエ教師・振付家・演出家G.V.ローシーGiovanni Vittorio Rosi(1867-1940?)に着目し、ローシー自身が来日前に体得したバレエ、すなわち19世紀末から20世紀初頭のイタリアや英国におけるバレエの実態と特徴を、文化的・社会的背景を交えて多角的に解明した。そのうえで、彼が大正期日本の帝国劇場やローヤル館での上演活動を通して展開した多様なバレエ実践との影響関係を検証し、その後の日本における上演芸術・芸能への継承性について考察した。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K20779
- 体系的課題番号 : JP19K20779