2019年4月 - 2022年3月
PD-L1抗体を用いた免疫放射線療法確立のための基礎検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
実験にはB16、B16F10、colon26、3LL、4T1、MM102D細胞を使用した。抗PD-L1抗体単独の殺細胞効果はalamer blue法、放射線と薬剤との併用効果はコロニー形成法で調べた。薬剤単独の細胞毒性は容量依存性に増大した。この結果より放射線と併用する薬剤濃度は70-80%細胞生残率濃度とし、すべての細胞株で0.015mg/mlであった。放射線と抗PD-L1抗体を併用したときpost treatでは放射線増感効果は見られなかった。しかし、pre treatにおいては、多くの細胞株で放射線増感効果を認めた。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K08182
- 体系的課題番号 : JP19K08182