2014年4月 - 2017年3月
口腔特有の免疫応答制御メカニズムの解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
口腔特有の免疫制御メカニズムをマウスモデルで検討した。咀嚼粘膜上皮である舌背・歯肉・硬口蓋粘膜には生理的状態で免疫チェクポイント分子 B7-H1発現が認められ、種々の刺激により増強した。口腔粘膜上皮に発現増強される B7-H1は、粘膜経由で侵入した外来抗原もしくはアレルゲンに対する CD4および CD8 T細胞の応答制御に深く関わっていることが実験的に示された。また、接触過敏症モデルで、口腔粘膜炎症は急速で激しい応答が惹起されるが、 PD1:B7-H1経路による局所制御により速やかに終息することも確かめられた。
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- 課題番号 : 26253086
- 体系的課題番号 : JP26253086