2012年2月
HIV陽性者の禁煙への関心度
国立病院看護研究学会誌
- ,
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
近年、HIV陽性者は心疾患や生活習慣病等のリスクが指摘されている。喫煙はこれらの疾患のリスク因子であり、HIV陽性者に対する喫煙対策の重要性が増している。そこで、HIV陽性者の禁煙への関心度を明らかにすることを目的に、文献検討を行なった。PubMedおよび医学中央雑誌の2001〜2010年の文献を検索し、5件の英文献を検討した。その結果、禁煙への関心度は40〜64%と若干の幅があった。5件のうち1件は質的研究が行なわれており、HIV感染そのものが喫煙行動や禁煙行動に影響を与えている可能性が示唆された。日本ではHIV陽性者の禁煙への関心度に関する研究がなく、今後は日本でも様々な方法で研究を行なうことが必要と考えられた。(著者抄録)
- リンク情報