2012年
居間中心型住宅計画論の研究:和室の存亡と環境工学的アプローチを加えて
住総研研究論文集
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- 巻
- 38
- 号
- 0
- 開始ページ
- 149
- 終了ページ
- 160
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般財団法人 住総研
居間中心型住宅はこれからも普及することが予想されるが,家庭内交流の促進という動機に基づいた多機能・複合用途化を単純に反映させた和室の廃止あるいは家族生活の補助空間化は,必ずしも生活実態には順応してはおらず,選好プラン調査の分析においては,むしろ断念した和室へのニーズは高く,また和室のとられ方やLDK空間の構成に対しては,共用部分の連続化や一体化志向ではなく,分節・拡大志向を認めることができるなど,現状との乖離が指摘された。また,居間に設けられる階段や吹抜の条件を考慮した室内温熱環境シミュレーションからは,日射の影響による冷暖房負荷量の高いことを示した。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 2187-8188
- J-Global ID : 201202249693320785
- CiNii Articles ID : 130005955673
- identifiers.cinii_nr_id : 9000362819900