高レベル放射性廃棄物とTRU廃棄物の併置処分における硝酸塩影響評価システムの開発
六ヶ所・核燃料サイクルセミナー; 放射性廃棄物の分離・変換・利用・資源化戦略
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- 開催年月日
- 2014年7月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 六ヶ所
- 国・地域
- 日本
主に再処理工場及びMOX燃料加工工場から発生する超ウラン元素を含む放射性廃棄物(TRU廃棄物)のうち、地層処分が想定されるものについては、高レベル放射性廃棄物(HLW)との併置処分が検討されている。この併置処分の安全性に影響を及ぼす可能性のあるものとして、地層処分相当のTRU廃棄物に含まれる硝酸塩が挙げられている。硝酸塩は容易に地下水に溶解し、化学的に変遷しながら地層中に移行する。移行した硝酸イオン及びその変遷物は環境の酸化還元状態を変化させるとともに、放射性核種と錯体を形成すること等により放射性核種の移行挙動に影響し、HLWの処分の安全性に影響を及ぼす可能性がある。このため、併置処分における重要な相互影響因子である硝酸塩に対し、処分技術の観点から、処分における安全評価の不確実性を低減させ、信頼性の向上を図ることを目的とし、併置処分における地層処分システムの人工バリアや天然バリアに対して硝酸塩が及ぼす影響を評価するための硝酸塩影響評価システムを構築した。