2011年4月
高速実験炉「常陽」の照射能力改善に向けた炉心改造
Journal of Nuclear Science and Technology
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- 巻
- 48
- 号
- 4
- 開始ページ
- 693
- 終了ページ
- 700
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3327/jnst.48.693
- 出版者・発行元
- Atomic Energy Society of Japan
高速実験炉「常陽」では、運転用燃料に比べて核物質量の少ない照射試験用集合体を多く装荷しつつ、運転用燃料の利用効率を向上できるようにするため、炉心燃料の高燃焼度に関する炉心改造を計画している。改善方策として、(1)径方向反射体要素の材質をステンレス鋼からジルコニウム合金に変更することで、中性子反射効率を高め、(2)性能試験及びその後の運用実績に基づき、制御棒価値の設計余裕を合理化することにより制御棒の本数を削減し、炉心の平均燃焼度を増加できることを核計算により確認した。これらの方策により、運転用燃料の利用効率改善と「常陽」の照射能力を向上させることができる。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.3327/jnst.48.693
- ISSN : 0022-3131
- CiNii Articles ID : 10028153323
- CiNii Books ID : AA00703720