MISC

2016年1月1日

歯髄細胞に関する分子生物学的研究.

腎と骨代謝
  • 中道 裕子
  • ,
  • 高橋 直之
  • ,
  • 宇田川 信之
  • ,
  • Nakamichi Yuko
  • ,
  • Takahashi Naoyuki
  • ,
  • Udagawa Nobuyuki

29
1
開始ページ
31
終了ページ
40
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.19020/J02201.2016149816
出版者・発行元
日本メディカルセンター

歯髄は正常な組織では石灰化しない.しかし,歯髄線維芽細胞は,生体から取り出して培養すると,骨芽細胞や骨髄間葉細胞よりも自身の産生する細胞外基質を石灰化する能力が高いことがわかった.培養歯髄線維芽細胞は破骨細胞形成支持能を有し,遺伝子発現プロファイルも骨芽細胞や骨髄間葉細胞と酷似していた.また,歯髄線維芽細胞を免疫不全マウスに移植すると骨髄を伴った骨を形成した.本稿では,われわれの行った歯髄線維芽細胞の分子生物学的性状解析結果を基に,硬組織再生医療における材料としての歯髄線維芽細胞の有用性について考察したい.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.19020/J02201.2016149816
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120006422721
ID情報
  • DOI : 10.19020/J02201.2016149816
  • ISSN : 0914-5265
  • CiNii Articles ID : 120006422721
  • identifiers.cinii_nr_id : 1000020350829

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