MISC

2014年7月

ウラン廃棄物に着目した諸外国の放射性廃棄物処分の情報整理

JAEA-Review 2014-021
  • 齋藤 龍郎
  • ,
  • 坂井 章浩
  • ,
  • 佐藤 和彦
  • ,
  • 八木 直人
  • ,
  • 秦 はるひ
  • ,
  • 麓 弘道*
  • ,
  • 川越 浩
  • ,
  • 長谷川 信

開始ページ
30
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-review-2014-021

日本原子力研究開発機構では、計画中の研究施設等廃棄物浅地中処分施設に、放射能濃度の低いウランを含む廃棄物も処分するための検討を進めている。IAEAやICRPの提案する考え方、調査対象国(米国,カナダ,英国,フランス,スウェーデン)で行われているウラン廃棄物に類似した長寿命放射性廃棄物の処分方策や法規制をまとめ、我が国の処分制度への適用性を整理した。ウランを含む廃棄物をウラン廃棄物と特定せずに、第二種廃棄物埋設で処分することを想定したときの課題を、埋設ウランからのラドン評価、ウラン子孫核種評価、地質の安定性等の観点から整理した。その結果、人間侵入シナリオの評価期間が長期の処分場と、短期の処分場に分けられた。各国の先行事例が多いことから、第二種廃棄物埋設における処分の実現性は最も高いと思われる。制度化にあたっては、この二通りの処分場の対応を踏まえて検討すべきと考える。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-review-2014-021
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5045848
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-review-2014-021

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