2006年11月
環境試料の極微量ウラン,トリウム及び鉛の分析; 陰イオン交換法による分離の検討
KEK Proceedings 2006-5
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- 開始ページ
- 30
- 終了ページ
- 35
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
環境試料中の極微量ウラン,トリウム,鉛の定量及び同位体組成を正確に分析するためには試料から目的元素を分離・精製する過程で混入するプロセスブランクを低く抑えることが重要である。陰イオン交換カラム一本と高純度の溶離液を用いてこれらの目的元素を簡単に分離できれば、分離操作が削減されることによりプロセスブランク量が低減できるのではないかと考え、分離法を検討した。その結果、メタノール+塩酸混合溶媒及び塩酸を溶離液に用いると目的元素を系統的に分離することができた。また、メタノール+塩酸+硝酸の混合溶媒を用いると希土類元素を含めた系統的分離も可能であることがわかった。