論文

査読有り
2007年3月

IEEE 802.11 MAC プロトコルを用いたマルチホップアドホックネットワークに おける時刻同期過程とその障害の解析

電子情報通信学会論文誌 A
  • 田中 久陽
  • ,
  • 太田 大輔
  • ,
  • 増形 惣
  • ,
  • 長谷川 晃朗
  • ,
  • デイビス ピーター

J90-A
3
開始ページ
228
終了ページ
239
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

IEEE802.11を用いたアドホックネットワークの基本的構成要素の一つとして時刻同期が知られている.従来,時刻同期の問題において一つの閉じたネットワークの定常状態が想定されてきた.これに対し,本研究は他のセルから一つのノードがネットワークに参入する動的な状態を想定して,その同期過程に対し系統的なシミュレーション解析を行う.その結果,ある同期障害がしばしば生じ,同期完了までに長時間が必要となることが指摘される.以上の解析の結果,その同期障害の発生要因は,ネットワークのサイズと通信可能範囲の兼合いにより固有のビーコン伝搬の空間パターンが生成するためであることが示される.またこの発生要因の理解を手掛りに,この同期障害を解消する糸口も与えられる.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007384483
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10013345
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/8729896
ID情報
  • ISSN : 0913-5707
  • CiNii Articles ID : 110007384483
  • CiNii Books ID : AN10013345

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