論文

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2015年

ゼオライト含有ポーラスコンクリート河床における硝化生物膜形成および活性に及ぼす表面流速の影響

土木学会論文集G(環境)
  • 西村 文武
  • ,
  • 清家 太郎
  • ,
  • 山田 登志夫

71
7
開始ページ
III_427
終了ページ
III_436
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.2208/jscejer.71.III_427
出版者・発行元
公益社団法人 土木学会

ポーラスコンクリートを河床に適用することで、生物膜の形成促進や付着生物量の増加を図り、自浄作用を強化する河川浄化法が検討されている。本研究では、アンモニア吸着を期待して開発されたゼオライト含有ポーラスコンクリートを取り上げ、河床に適応した際の生物膜形成や生物活性について評価するとともに河川水のコンクリート表面流速の影響について水路実験を行い検討した。表面流速は、生物付着特性や活性(硝化活性)に影響を与える因子であり、5~40cm/sの範囲において、流速が速い条件で生物膜付着性能や硝化活性が高まることがわかり、流速増加に伴い生じる河床近傍での乱流が、微生物の活性や付着増殖に関与することが示された。適切な水流条件下に生物膜形成の場を設定することが、微生物付着性および生物活性の保持能力を高め、比較的早期の硝化を発現させることに繋がることがわかった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2208/jscejer.71.III_427
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005155812
ID情報
  • DOI : 10.2208/jscejer.71.III_427
  • CiNii Articles ID : 130005155812

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