2014年11月
HTTRにおける950$^{\circ}$C高温連続運転中の黒鉛構造物の構造健全性の検討
Journal of Nuclear Science and Technology
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- 巻
- 51
- 号
- 11-12
- 開始ページ
- 1364
- 終了ページ
- 1372
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1080/00223131.2014.942240
高温ガス炉(HTGR)の構造物として黒鉛が使用される。炉心構造物及び炉心支持黒鉛構造物は炉心の冷却性能を確保するため構造健全性を維持するように設計されるが、設計要求を満足することを確認するため、原子炉運転中に炉内構造物の温度測定を実施する。また、サーベイランス試験及びテレビカメラを用いた供用期間中検査(ISI)を実施する。本論文では、高温工学試験研究炉(HTTR)における950$^{\circ}$C高温連続運転期間中の炉心構造物及び炉心支持黒鉛構造物が設計要求を満足することを確認した。また、冷却材温度に直接関係する黒鉛の照射寸法変化について、燃料ブロックの温度履歴を考慮して評価し、温度履歴を評価した場合には照射寸法変化の大きさが1000$^{\circ}$Cで照射した場合と比較して約1.2倍になることを示した。さらに、サーベイランス試験及びISIの計画について示した。
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- DOI : 10.1080/00223131.2014.942240
- ISSN : 0022-3131