核破砕中性子源の水銀ターゲット容器の溶接部に対する超音波検査技術
第25回超音波による非破壊評価シンポジウム
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- 開催年月日
- 2018年1月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 東京
- 国・地域
- 日本
J-PARCの核破砕中性子源の水銀ターゲット容器(幅1.3m、長さ2.5m)は、水銀容器と二重壁構造を持つ保護容器からなる薄肉(最小厚さ3mm)の多重容器構造で、溶接組立による複雑な構造を持つので、溶接部の検査が重要である。溶接検査の精度を向上することを目的として、新たなフェーズドアレイ超音波法の適用性を検討した。長さ約1mmの欠陥を有する厚さ3mmの薄肉試料を用いた試験を行い、計測誤差は7\%程度であることを測定した。また、長さ0.5mmの欠陥を有する薄肉試料のシミュレーションにおいて、センサの周波数の増加につれて、超音波エコー画像における欠陥の輪郭が明確になり、測定精度の向上が見込まれる。