論文

査読有り
2020年7月

ライニング材としてのフッ素系高分子のHI及びI$_{2}$の透過特性

International Journal of Hydrogen Energy
  • 田中 伸幸
  • ,
  • 野口 弘喜
  • ,
  • 上地 優
  • ,
  • 竹上 弘彰
  • ,
  • 久保 真治

45
35
開始ページ
17557
終了ページ
17561
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/j.ijhydene.2020.04.186

熱化学水素製造法ISプロセスでは、HI-I$_{2}$-H$_{2}$O溶液環境に対する耐食材料としてPTFEやPFA等のフッ素系高分子をライニングした機器が用いられる。PTFEやPFAはHIやI$_{2}$を透過することが定性的には知られているが、材料腐食の観点からISプロセスの機器の信頼性評価のためには透過速度を定量的に評価する必要がある。本報では、PTFE及びPFA膜を用いてHI及びI$_{2}$の透過流束の測定を行い、定量データを取得した。この際、膜厚及び分圧に対して、規格化した透過係数を導入することで、膜固有の透過特性を評価することに成功した。また、透過係数に対してアレニウス型の実験式を整理し、プラント設計に使用できるようにした。これらの結果を基にして、プラントにおいて最適なテフロンライニング材の適応条件を明らかにした。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/j.ijhydene.2020.04.186
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5068904
ID情報
  • DOI : 10.1016/j.ijhydene.2020.04.186
  • ISSN : 0360-3199

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