燃料デブリの核燃料物質計量を目指した非破壊測定試験,2; プルトニウムの中性子捕獲$\gamma$線の検出
日本原子力学会2021年秋の大会
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- 開催年月日
- 2021年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 札幌(online)
- 国・地域
- 日本
プルトニウム燃料技術開発センターにおいて、容器に配置したプルトニウム(Pu)酸化物試料から発生する$\gamma$線をHP-Ge検出器でスペクトル測定した。試料からは、自発核分裂及び($\alpha$,n)反応で中性子が発生するとともに、この中性子が試料及び容器に吸収された際に生じる核分裂及び捕獲反応で$\gamma$線が発生する。この後者の成分として、本実験で$^{240}$Pu(n,$\gamma$)反応によるとみられる構造と、$^{239}$Pu(n,$\gamma$)反応で生じる$\gamma$線が形成するピークスペクトルを検出した。これら二次反応で生じる$\gamma$線はFP核種よりもエネルギーが大きいため、照射燃料であっても検出が可能であり、これらの$\gamma$線が燃料の燃焼、未燃料によらないPu検出手段として期待される。