J-PARC物質・生命科学実験施設における$^{203}$Hgの放出挙動について
日本放射線安全管理学会第14回学術大会
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- 開催年月日
- 2015年12月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- つくば
- 国・地域
- 日本
J-PARC(大強度陽子加速器施設)の物質・生命科学実験施設(MLF)は、3GeV、1MWの大強度の高エネルギー陽子ビームを水銀ターゲット及びミュオンターゲットに入射し、中性子及びミュオンを発生させ、物質科学・生物科学の研究を行う施設である。ビーム運転に伴い水銀ターゲット中で生成される$^{203}$Hgが、施設メンテナンスを行う特定の時期に限って排気設備を経由してスタックから放出されることが分かった。これまで検出された$^{203}$Hgのスタックでの週平均濃度は、2.4$\times$10$^{-10}$ $\sim$ 1.5$\times$10$^{-9}$Bq/cm$^{3}$であり、排気中濃度限度の1/10,000以下である。本発表では、この放出挙動について報告する。