2017年5月
J-PARCリニアック低エネルギービーム輸送系のコミッショニング
Proceedings of 28th International Linear Accelerator Conference (LINAC 2016) (Internet)
- 開始ページ
- 251
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- 253
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.18429/JACoW-LINAC2016-MOPLR052
J-PARCリニアックでは2014年の大強度化に向けた機器アップグレード後、低エネルギービーム輸送(LEBT)内のビームコミッショニングを実施した。コミッショニングでは、LEBT内に取り付けられた2機のソレノイドコイル電流値、2機のステアリングコイル電流値、およびイオン源加速部の引出し電圧・加速電圧の調整を行った。LEBT内のビームを調整し、RFQ入口でのマッチングを最適化した結果、H$^{-}$ビーム電流値50mAの運転時に、従来より高いRFQ透過率96\%を達成した。透過率向上の原因を理解するため、LEBT内部のビーム輸送過程をPIC-MCシミュレーションにより解析し、測定結果の比較から、イオン源・LEBTのパラメータ調整とビーム輸送過程の関係を明らかにする。
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- DOI : 10.18429/JACoW-LINAC2016-MOPLR052