論文

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2009年

地震による河川水質汚染の影響評価について

環境システム計測制御学会誌
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回数 : 3127
  • 藤木修
  • ,
  • 中山義一
  • ,
  • 中井博貴

14
2,3
開始ページ
28
終了ページ
36
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)

淀川水系上流域で大規模な地震が発生した場合を想定し,(a)下水処理場が被災し,未処理の下水が放流される,(b)工場・事業場から雨水とともに有害物質が流出する,という2 つのシナリオ<br />
について,下流の水道取水・給水に及ぼす影響を評価した。有害物質については,PRTR (化学物質<br />
排出移動量届出) のデータを活用した。その結果,病原微生物汚染について,高度浄水処理の効果が大きいものの,長期の取水・給水停止の原因となるおそれがあること,幾つかの有害物質によって一時的な取水・給水停止を余儀なくされる可能性が大きいことが示唆された。

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