ブレスマスによるさくらんぼの香り成分の挙動
さくらんぼ鮮度保持研究成果報告会
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- 開催年月日
- 2009年11月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 寒河江
- 国・地域
- 日本
山形県村山地域では農作物や果実の鮮度保持時間を長くする研究の取り組みがガスクロマト分析計等を用いたガス成分測定により行われている。この測定法は測定・分析に時間を要すること、特定ガスのみの測定であることや測定対象品ごとに分析条件の調整,設定が必要などの問題があった。原子力機構の独自開発による呼気ガス測定装置(ブレスマス)は短時間(約10秒)に全ガス成分を測定できるという特徴を有している。今般、「むらやまモノづくりテクノサロン」より2回にわたって特定寄附を受け、収穫時期が短期間で生食用果実の代表であるさくらんぼの鮮度を長く保つ試験測定の依頼を受けた。測定の結果、二酸化炭素(CO$_{2}$),酸素(O$_{2}$)等の発生ガス量変化とさくらんぼの鮮度との間に相互関連がありそうだというデータを得ることができたので、それを山形県寒河江市に出向いて報告する。