MISC

2002年12月

CTBT検証体制における放射性核種監視観測所

第23回核物質管理学会日本支部年次大会論文集
  • 熊田 政弘
  • ,
  • 小田 哲三
  • ,
  • 宮本 ユタカ
  • ,
  • 打越 貴子*
  • ,
  • 中原 嘉則
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  • 山本 洋一
  • ,
  • 伯耆田 貴憲
  • ,
  • 広田 直樹*
  • ,
  • 井上 洋司
  • ,
  • 篠原 伸夫

開始ページ
39
終了ページ
44
記述言語
日本語
掲載種別

CTBT検証体制では、大気中,水中、及び地中における核爆発の有無を監視するため、世界中に321カ所の観測所を設け、国際監視網を構築することとしている。監視網では、地震,微気圧変動,水中音響及び放射性核種の4つの監視技術が用いられる。このうち、放射性核種監視観測所は世界中に80カ所設けられ、大気粒子をフィルター上に捕集して試料の$\gamma$線計測を行う。観測所は、一定の技術基準を満たすことによりCTBT機関により認証を受けた後、機関との契約に基づいて、観測網の一部を担うことになっている。また、80カ所の観測所のうち、半数の40カ所には大気放射性希ガス自動計測装置が設置される。原研では、日本に設置される2つの放射性核種監視観測所(群馬県高崎市,沖縄県国頭郡)の設置を進めており、本発表では、観測所設置の現状、及び放射性核種監視観測所の性能等について報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?20575

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