MISC

2007年3月

JRR-3における中性子反射率計の開発

JAEA-Technology 2007-030
  • 山崎 大
  • ,
  • 盛合 敦
  • ,
  • 田村 格良
  • ,
  • 丸山 龍治
  • ,
  • 海老澤 徹*
  • ,
  • 武田 全康
  • ,
  • 曽山 和彦

開始ページ
21
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-technology-2007-030

JRR-3において新しい中性子反射率計SUIRENの開発,建設を行い、平成18年度より施設共用を開始した。SUIRENは、波長3.8$\AA$の単色中性子を利用した、試料垂直配置の反射率計である。測定対象としては、形態として固体試料のほか固液界面試料が、膜構造としてはソフトマテリアル薄膜,磁性人工格子,中性子ミラーなどをはじめ、多様な試料が考えられる。ビーム強度は、角度分散$\Delta\theta$=0.08degにコリメートしたあと、試料位置で2.1$\times$10$^4$$\sim$2.6$\times$10$^4$カウント/s/cm$^2$程度である。また、バックグラウンドは4.5$\times$10$^{-3}$カウント/sであった。テスト測定の例として、3インチ$\phi$のシリコン基板の反射率測定では、約27時間かけて10$^{-6}$までの反射率が測定できることを実証した。また、偏極反射率測定モードについても実用化に向け、すでにテスト測定をはじめている。本報告では、この中性子反射率計SUIRENの開発について概説する。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-technology-2007-030
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5006609
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-technology-2007-030

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