共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2024年3月

在宅要介護高齢者を浣腸や摘便により安全に排便に導くための看護教育プログラムの構築

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
20K11143
体系的課題番号
JP20K11143
配分額
(総額)
4,030,000円
(直接経費)
3,100,000円
(間接経費)
930,000円

グリセリン浣腸は、カテーテルによる直腸穿孔や粘膜損傷、損傷部位から浣腸液が血液内に移行して起こる溶血、腎機能障害が有害事象として報告され、摘便との併用が危険性を高めると指摘されている。在宅では自力排便が難しい高齢者にグリセリン浣腸と摘便が併用されているため、前研究において、在宅要介護高齢のグリセリン浣腸と摘便の必要性を判断し、排便促進技術を安全に実施するための看護実践モデルを作成してきた。本研究では、この看護実践モデルを在宅看護学領域の現場で使用して評価し、訪問看護師を対象とした教育プログラムを構築することである。
本研究における2020年度(研究期間1年目)と本年度2021年度(研究期間2年目)の2年間では、作成した看護実践モデルを現場で使用し、評価・修正して臨床で使用可能な改訂版とすることを目的としていた。しかし、2020年度(1年目)から引き続き、COVID-19の影響で現場でのデータ収集は困難であった。2021年度(2年目)もCOVID-19の影響を考慮しながらデータを収集する方法についての検討を中心に行い、検討した実施方法で2022年度(3年目)からデータの収集を開始する予定である。
また、グリセリン浣腸や摘便に関する医療事故の情報を収集・分析を行い、研究協力者と協働で学術集会で交流セッションを開き、知識の普及と、現場での情報や意見を収集した。訪問看護師から教育プログラムに関する意見を収集し、教育のシステムについて検討を行った。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20K11143/
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K11143
ID情報
  • 課題番号 : 20K11143
  • 体系的課題番号 : JP20K11143

この研究課題の成果一覧

講演・口頭発表等

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