雲母の構造が剥離強度に及ぼす影響の数値的評価
第64回粘土科学討論会
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- 開催年月日
- 2021年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 長野(online)
- 国・地域
- 日本
固体地球の主要な鉱物の一つである雲母は風化により粘土鉱物を生成する。雲母は一般に3八面体と2八面体に分類され、風化に対する耐性は3八面体の方が弱いと考えられている。しかし、風化耐性を規定する構造因子の実態は定量的に明らかになっていない。そこで本研究では、詳細な構造解析が可能な第一原理計算を用いて剥離強度を評価することで、雲母の構造が風化の耐性に与える影響を定量的に推定した。第一原理計算で得た安定構造を詳細に解析した結果、剥離強度については層構造の歪みが重要であるということがわかった。