2015年
ケンブリッジ大学・障害学生支援センター訪問 : 学生10人に1人が障害学生(発達障害を含む)という状況が日本の大学に問いかけるもの
社会福祉学
- 巻
- 56
- 号
- 1
- 開始ページ
- 141
- 終了ページ
- 152
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本社会福祉学会
イギリス・ケンブリッジ大学の障害資源センター(Disability Resource Centre :DRC)主催の教職員・学生を対象にした研修に参加する機会に恵まれた.同大学における全学生に占める障害学生の割合は9%(イギリス全体では8.6%),発達障害の学生の割合は4.69%であり,日本の大学で支援を受けている障害学生の割合を大きく上回っている.全障害学生のうち過半数が発達障害のある学生である点に注目しつつ,本稿では同センターにおける障害学生支援の概要およびそこで得た知見を紹介する.今後日本の大学で障害学生支援を行っていく際には,支援する学生数の目安をつけるために数値を意識すること,小規模大学であっても障害学生支援が行いやすい環境づくりの推進,差別意識の撤廃や障害学生支援に対する正しい理解を促すことの重要性を指摘した.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009986715
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00314800
- ID情報
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- ISSN : 0911-0232
- CiNii Articles ID : 110009986715
- CiNii Books ID : AN00314800
- identifiers.cinii_nr_id : 1000030352545