2013年4月 - 2017年3月
センチネルリンパ節を特定する磁気プローブの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
乳がんの治療法は、病巣周囲のリンパ節への転移の有無によって変わり、転移があった場合はリンパ節も併せて切除するため、むくみ等の合併症が発生する。不必要なリンパ節切除を避けるため、がんに最も近いリンパ節(センチネルリンパ節)を探して病理検査を行うことが求められる。本研究では、がん病巣からリンパ系へ導入した磁性流体を体外の磁気プローブによって検出し、センチネルリンパ節を特定するシステムを、開発した。従来法とは異なり放射線を使わず、永久磁石と小型磁気センサから成るシンプルな構造のため、患者を対象とした臨床研究が早期に開始され、従来法に対する優位性を示すことができた。
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- 課題番号 : 25282129
- 体系的課題番号 : JP25282129