2007年6月
岡山県における口腔がん検診(第2報)
岡山歯学会雑誌
- 巻
- 26
- 号
- 1
- 開始ページ
- 21
- 終了ページ
- 24
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 岡山歯学会
岡山県において、平成17〜18年に行われた第1回から第6回までの前癌病変を含めた口腔がん検診の概要を報告した。受診人数は332名、男81名、女244名、年齢層別では男性は30歳台が多く、女性は30歳台、50-70歳台が多かった。323名中、粘膜異常、粘膜症状ありは107名、異常なし206名であった。粘膜異常としては、びらん、アフタ、歯周炎、粘膜炎の疑いが多く、前癌病変の白板症が132名、紅板症が2名、前癌状態の口腔扁平苔癬が3名で、前癌病変発見率4.3%、前癌病変前癌状態発見率5.2%であった。1名で口腔がん疑いのため生検を行ったが、悪性所見は得られなかった。異常部位別では、歯肉が最も多く、次いで舌、頬粘膜、口蓋の順であった。
- ID情報
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- ISSN : 0913-3941
- 医中誌Web ID : 2007305707