共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2022年3月

社会的ひきこもりや暴力等の不適応行動に対する家族支援プログラムの普及と効果検証

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
18K02073
体系的課題番号
JP18K02073
配分額
(総額)
4,290,000円
(直接経費)
3,300,000円
(間接経費)
990,000円

2010年厚生労働省班研究は社会的ひきこもりと同様に本人の支援拒否が多い依存症で効果が実証されている家族支援プログラムCommunity Reinforcement and Family Training(以下、CRAFT)の社会的ひきこもりへの応用可能性を示唆した。一方でCRAFTの普及は緩やかで研究が少ないのが実情である。そこで本研究はCRAFTの普及およびトレーニングのシステムをつくり、その後臨床試験を行うことを目的とした。具体的には、気軽にCRAFTに触れられる機会をつくる(研究①)、CRAFT公認セラピスト養成システムをつくる(研究②)、各領域・各地域でCRAFTのネットワークを構築する(研究③)、CRAFTの臨床試験を行う(研究④)、CRAFTについての理論的精緻化や事例検討を行う(研究⑤)を目標とした。
2019年度については以下を行った。研究①については2018年度に引き続き国立障害者リハビリテーションセンター発達障害情報・支援センター主催研修会でCRAFTを紹介した(6月28~29日(長野)、10月26~27日(大分))。研究②については開発者と調整を始めた(未完)。また補助ツールとしてマニュアルの翻訳に着手した(未完)。研究③についてはDr. Roozenを招いての啓発イベントを行った(4月14日(東京))。研究④については、Dr. Roozenと臨床試験協力者たちとの研究ミーティングを行った(4月13日(東京))。研究⑤については、日本認知・行動療法学会で自主シンポジウムを開催した(9月1日(名古屋))。また研究⑤の近接領域として、初期診断について発達障害学会で指定討論を行い(8月24日(札幌))、司法福祉連携についての調査報告を日本児童青年精神医学会で行った(12月5日(沖縄))。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K02073
ID情報
  • 課題番号 : 18K02073
  • 体系的課題番号 : JP18K02073