2013年9月
広域的放射能汚染の測定のためのプラスチックシンチレーション光ファイバを用いた放射線分布計測技術
放射線
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- 巻
- 39
- 号
- 1
- 開始ページ
- 7
- 終了ページ
- 11
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
福島第一原子力発電所の事故により環境に放出された放射性物質を除去することは、環境を回復するうえでの最重要課題の一つであり、原子力機構では、宅地,農地,山林等を含む広範な地域を対象とする汚染分布調査及び除染効果確認作業において、シンチレーション光ファイバ(PSF)を用いた放射線分布計測を導入している。PSFは、放射線が入射することによってPSF内で発生する光がPSFの両端に到達する時間差を計測することにより、放射線の入射位置とその強度を測定することができ、「常陽」1次冷却系の$\gamma$線量率分布測定等へ適用されてきた。このPSFを用いて福島県内各地の田畑,グラウンド,森林,川底等で測定を行い、放射線分布を測定できることを確認した。さらにレートメータ式波高分析器を導入して、PSFで計数率分布を連続的に測定することにより、2次元の線量率分布測定も行えるようになった。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0285-3604
- J-Global ID : 201302289006091703