MISC

2016年12月

直流アーク放電発光分光法によるMOX粉末中の金属不純物元素の定量; 粉末試料直接定量のための標準添加法の適用

JAEA-Technology 2016-028
  • 古瀬 貴広*
  • ,
  • 田口 茂郎
  • ,
  • 久野 剛彦
  • ,
  • 駿河谷 直樹

開始ページ
19
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-technology-2016-028

使用済核燃料の再処理過程を経て得られたMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)粉末は、キャラクタリゼーションのために金属不純物元素の定量分析が必要となる。本分析には、粉末試料を溶解することなく直接定量が可能となる直流アーク放電発光分光法が有用とされるが、検量線を作成する際にマトリックスマッチングなどの問題を克服できる標準物質の選択が最も重要な課題であった。本報告では、試料マトリックスの影響を考慮して既知量の不純物金属を含む八酸化三ウランを標準物質として用いた標準添加法を適用することによって、比較的有意量が試料中に含まれる鉄, クロム, ニッケルの定量を試み、良好な結果が得られることを明らかにした。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-technology-2016-028
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5057242
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-technology-2016-028

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