講演・口頭発表等

幌延URLにおける人工バリアの性能確認試験,2; 堆積岩の掘削ズリを用いた坑道の埋め戻し材の締固め特性と透水性に関する検討

日本原子力学会2013年春の年会
  • 澤田 純之
  • ,
  • 中山 雅
  • ,
  • 棚井 憲治
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  • 森川 義人*
  • ,
  • 城 まゆみ*

開催年月日
2013年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
東大阪
国・地域
日本

高レベル放射性廃棄物の地層処分を実施する場合、最終的には坑道を埋め戻すこととなる。その埋め戻しの材料として、実際の処分場で発生する掘削ズリの使用が調達の容易性、経済性の観点から有効と考えられる。坑道の埋め戻し材に要求される性能には、緩衝材の膨出抑制、低透水性及び自己シール性などがあげられる。そのため、坑道の埋め戻し材には掘削ズリに低透水性で吸水膨潤性を有するベントナイトを混合した材料を用いることが効果的とされている。このことから、幌延URLにおける人工バリアの性能確認試験では、坑道の埋め戻し材として現地の掘削ズリとベントナイトを混合した埋め戻し材を用いる計画である。人工バリアの性能確認試験で使用する埋め戻し材の仕様を設定するにあたり、原位置岩盤を目安として、透水係数の目標値を設定した。締め固め特性及び透水特性に関して検討した結果、最も締め固めエネルギーの小さなケースにおいても、目標の透水係数を確保できることを確認した。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5039546