論文

2012年8月

東日本大震災における当院のDMAT隊活動 第1隊のSCU活動と2次隊の病院支援

日本救命医療学会雑誌
  • 村尾 佳則
  • ,
  • 植嶋 利文
  • ,
  • 松島 知秀
  • ,
  • 太田 育夫
  • ,
  • 石部 琢也
  • ,
  • 濱口 満英
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  • 畠中 剛久
  • ,
  • 藤田 周作
  • ,
  • 石川 久
  • ,
  • 坂田 育弘

26
開始ページ
41
終了ページ
43
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本救命医療学会

東日本大震災に際して、近畿大学DMAT(Disaster Medical Assistance Team)隊は第1隊としてSCU(staging care unit、広域搬送拠点臨時医療施設)活動を行い、1名の広域搬送を行った。震災発生後3日目の病院支援要請のため、第1隊の帰院後直ちに、2次隊を結成し派遣した。岩手県DMAT調整本部の要請により、岩手県立大船渡病院で赤色にトリアージされた患者の病院支援を行った。今回のDMAT隊活動において、急性期では阪神淡路大震災のときの建物倒壊などによる外傷患者が多数占めたのと違い、東日本大震災では津波による溺死などが死因の92%と多く、急性期以降に発生した慢性疾患の増悪患者が多く見られた。今回の様な大規模津波災害では、48時間を活動の目処とするということではなく、臨機応変に対応し、また状況に応じて1次隊、2次隊、3次隊というような活動も選択枝とする対応が必要であると思われた。また、国、県、市町村、DMAT隊、日本赤十字、民間医療施設、警察、自衛隊などとの情報の共有、及び、それらの機関との協力体制が今後の来る大災害の備えには必要と思われる。(著者抄録)

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