2019年4月 - 2023年3月
研究方法論としてのインクルーシブアプローチ―知的障害者との協働研究の検証
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本科研事業は、知的障害者が共同研究者として研究のプロセスに参画するインクルーシブリサーチを学術的な観点から検証し、インクルーシブアプローチという新たな方法論の提示を目指すものである。研究代表者らは民間の研究資金によって知的障害者との共同研究を行っているが、本科研事業ではその評価や発表を行い、検証することで方法論について検討している。本年度は、リサーチ①とリサーチ②の検証に着手し、リサーチ③の立案に取り組んだ。
リサーチ①将来の暮らし調査については、三菱財団の助成を受けて2018~2019年にかけて本人リサーチャーとの共同研究に取り組んできたが、本科研事業としては、それらの成果物を検証するために本人リサーチャーと一緒に学会発表をしたり、研修の講師として福祉事業所に赴くなどの試みを行った。
リサーチ②ロードマップ作成ワークショップは、ESRCの助成を受けて2018~2019年にかけて取り組んだ英国との共同プロジェクトであるが、研究方法論について検討するために、ここに本科研事業から追加の参加者を要請した。本年度内においてはビジュアルを多用した報告書の共同作成に取り組んだ。
また、リサーチ①と②の成果を踏まえて、リサーチ③の計画に着手し、民間の機関に研究費の申請を行った。
また、当初の計画にはなかったが、本研究の一環として国内の障害者福祉事業所においてインクルーシブリサーチの実践にも取り組んでいる。本年度は2名の当事者との共同研究に取り組み、事業所内での研究報告会の開催までを行うことができた。今後、別の当事者との協働研究を計画している。
以上のような実践的な研究を積み上げ、記録を検証することで、本科研事業の目的が達成できると考えている。
リサーチ①将来の暮らし調査については、三菱財団の助成を受けて2018~2019年にかけて本人リサーチャーとの共同研究に取り組んできたが、本科研事業としては、それらの成果物を検証するために本人リサーチャーと一緒に学会発表をしたり、研修の講師として福祉事業所に赴くなどの試みを行った。
リサーチ②ロードマップ作成ワークショップは、ESRCの助成を受けて2018~2019年にかけて取り組んだ英国との共同プロジェクトであるが、研究方法論について検討するために、ここに本科研事業から追加の参加者を要請した。本年度内においてはビジュアルを多用した報告書の共同作成に取り組んだ。
また、リサーチ①と②の成果を踏まえて、リサーチ③の計画に着手し、民間の機関に研究費の申請を行った。
また、当初の計画にはなかったが、本研究の一環として国内の障害者福祉事業所においてインクルーシブリサーチの実践にも取り組んでいる。本年度は2名の当事者との共同研究に取り組み、事業所内での研究報告会の開催までを行うことができた。今後、別の当事者との協働研究を計画している。
以上のような実践的な研究を積み上げ、記録を検証することで、本科研事業の目的が達成できると考えている。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K02160
- 体系的課題番号 : JP19K02160
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
上智大学社会福祉研究 46 22-41 2022年3月
Works(作品等)
1-
2022年3月3日 教材