MISC

2019年

重度・重複障害児教育の目標設定の課題とQOL指標の活用可能性

Journal of Inclusive Education
  • 照屋 晴奈
  • ,
  • 趙 彩尹
  • ,
  • 矢野 夏樹
  • ,
  • 金 彦志

7
0
開始ページ
50
終了ページ
62
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.20744/incleedu.7.0_50
出版者・発行元
一般社団法人 アジアヒューマンサービス学会

重度・重複障害児への教育は、意思表示や実態把握の難しい等の課題があること、また、新学習指導要領で求められる、子どもたちが「何ができるようになるのか」、資質・能力を育成するために「何を学ぶのか」という、具体的な教育目標を示すことの課題があった。そこで。自立活動の内容とQOL尺度を対応させ、QOLの観点が具体的な教育目標として活用できるのではないかと考えた。新学習指導要領の自立活動6区分27項目に2つのQOL尺度を対応した結果、すべての項目が自立活動の内容に含まれる可能性があることが分かった。自立活動の内容に当てはまらなかったQOL尺度の項目内容として、経済に関する教育と性教育についての課題が示唆された。本研究により、新学習指導要領が実施される今後の教育について、重度・重複障害児への教育はQOL尺度の項目内容が子どもたちへの教育目標として活用できる可能性あることが明らかとなった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.20744/incleedu.7.0_50
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007697278
ID情報
  • DOI : 10.20744/incleedu.7.0_50
  • CiNii Articles ID : 130007697278

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