Jul, 2020 - Mar, 2023
グリーンインフラを用いた雨水管理による都市の防災機能強化に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽) 挑戦的研究(萌芽)
- Grant number
- 20K21030
- Japan Grant Number (JGN)
- JP20K21030
- Grant amount
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- (Total)
- 6,240,000 Japanese Yen
- (Direct funding)
- 4,800,000 Japanese Yen
- (Indirect funding)
- 1,440,000 Japanese Yen
(1) GIの環境改善効果(汚染物質除去・雨水流出削減・雨水流出遅延)の可視化:千葉大学西千葉キャンパス内の屋上において、ココピートともみ殻燻炭をそれぞれ屋上緑化土壌に配合を変えて混合(50%,25%,10%,0%)し、シバをコンテナに植栽した。コンテナを通過した後の雨水を採取し、雨水量の削減、雨水の改善、特に汚染物質の除去能力、時間系列に伴う水質改善について調査を行った。1年間の調査の結果、屋上緑化土壌にもみ殻燻炭を混合することにより、雨水の流出量や流出するCaやMgの量が減少すること、その減少割合はもみ殻燻炭の混合率が高いほど高くなることが分かった。また、ココピート添加に関しては、もみ殻燻と同様に雨水流出緩和効果を向上させる可能性が示唆されたものの、全有機態炭素濃度の上昇が問題となることが明らかとなった。雨水流出の削減を期待して屋上緑化土壌にココピートを添加する際には、同時に全有機態炭素濃度が許容できる範囲に収められるよう添加割合の十分な検討が必要である。
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(2)GIを普及するための政策:日本において、雨水対策を目的としたGIはまだ普及に至っていない。ここでは、GIを普及するために障害となっている事柄をインタビュー調査により明らかにする。また、新しい都市計画、特にスーパーシティにGIをどのように取り入れていくのかをディスカッションを行った。2022年度にはインタビューを行う予定である。
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(2)GIを普及するための政策:日本において、雨水対策を目的としたGIはまだ普及に至っていない。ここでは、GIを普及するために障害となっている事柄をインタビュー調査により明らかにする。また、新しい都市計画、特にスーパーシティにGIをどのように取り入れていくのかをディスカッションを行った。2022年度にはインタビューを行う予定である。
- Link information
- ID information
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- Grant number : 20K21030
- Japan Grant Number (JGN) : JP20K21030
List of results of the research project
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