MISC

2008年3月

地層処分における微生物影響評価に関する研究,2(共同研究)

JAEA-Research 2008-025
  • 栃木 善克
  • ,
  • 吉川 英樹
  • ,
  • 青木 和弘
  • ,
  • 油井 三和
  • ,
  • 浅野 貴博*
  • ,
  • 本條 秀子*
  • ,
  • 萩沼 真之*
  • ,
  • 川上 泰*
  • ,
  • 鈴木 和則*

開始ページ
55
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-research-2008-025

本報告では、(独)日本原子力研究開発機構及び(財)産業創造研究所による共同研究「地層処分における微生物影響評価に関する研究」の平成18年度における成果をまとめた。同研究は、地層処分場のバリア性能に及ぼす微生物活動の影響評価技術を高度化し、処分技術の信頼性向上に資することを目的として実施した。数値解析コード(MINT)による解析に供することを目的として、幌延深地層研究センターの調査フィールドに設けた地下水化学・微生物影響評価目的の観測井から地下水・岩石試料を採取し、地下水組成・微生物量の安定性を評価するための解析を実施した。解析の結果、地下水化学・微生物量への影響は比較的低いことを示唆する結果が得られた。特に、溶存メタン・メタン生成菌・硫酸還元菌(SRB)及び硫酸イオンにその傾向が見られることから、評価対象の掘削井は浅い環境にもかかわらず、微生物共存によって低い酸化還元電位の環境が安定であることを示唆するものである。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-research-2008-025
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5012051
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-research-2008-025

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