2008年6月19日
統計情報に基づくCall Admission Control方式 (ネットワークシステム)
電子情報通信学会技術研究報告
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- 巻
- 108
- 号
- 91
- 開始ページ
- 7
- 終了ページ
- 12
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
本論文は,統計情報に基づくCall Admission Control方式(以下,統計CAC)を提案する.従来方式では,リンクの残余帯域を把握するために,セッション情報を管理しておく必要がある.そのため,ネットワークの規模に応じて管理すべき情報量が膨大になるというスケーラビリティの問題があった.統計CACでは,各リンクにおいて輻輳が発生する確率(輻輳発生率)を規定値以下に抑えるため,サービス要求を一定の比率(受付拒否率)で拒否する.輻輳発生率は,各リンクに対する要求帯域の統計情報を用いて算出される.受付拒否率は,輻輳発生率を規定値に抑えることができるよう算出される.本方式は,サービス要求到着時のネットワーク資源に関する情報を保持しておく必要が無いため,従来の方式に比べてスケーラビリティに優れるという利点がある.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110006950699
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11546431
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110006950699
- CiNii Books ID : AA11546431
- identifiers.cinii_nr_id : 9000014393198