2016年7月1日
慢性腰痛治療前後の距舟関節滑り刺激による脳賦活領域の評価
日本関節運動学的アプローチ医学会誌
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- 巻
- 17
- 号
- 1
- 開始ページ
- 35‐38
- 終了ページ
- 38
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本関節運動学的アプローチ(AKA)医学会
慢性腰痛を有する成人ボランティア20名を対象とし、AKA-博田法による腰痛治療を行い、その前後にfMRIで脳内賦活領域を測定し比較検討した。脳賦活課題は距舟関節滑り刺激とした。検討の結果、滑り刺激によって一次体性感覚野に賦活がみられた群(11名)は、一次体性感覚野に賦活がみられなかった群(9名)に比べて、腰痛の程度が有意に低かった。一次体性感覚野に賦活がみられなかった群では、治療前に島領域前部や二次体性感覚野に賦活がみられていたが、治療後はこれらがみられなくなった。また同群では、治療前に感覚連合野の賦活がみられ、治療後に前部帯状回の脱賦活がみられた。
- ID情報
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- ISSN : 2185-6222
- 医中誌Web ID : 2017055775
- J-Global ID : 201702224913886442