2011年2月
後撰和歌集巻一九・二十の歌群構成について
日本語と日本文学
- 巻
- 号
- 52
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
- 出版者・発行元
- 筑波大学日本語日本文学会
後撰集は古くから未定稿説があり、歌の排列も未整備であると言われてきている。が、近年では四季部には独自の排列方針があることが指摘されている。これまであまり扱われてこなかった後撰集の末二巻、とくに巻二十の「慶賀」「哀傷」の歌の排列を検討し、詞書によることで編者の歌群構成の意図が見出せることを確認する。