論文

査読有り
1998年12月1日

ETEXデータを用いた長距離ラグランジアン拡散モデル評価

Atmospheric Environment
  • 山澤 弘実
  • ,
  • 古野 朗子
  • ,
  • 茅野 政道

32
24
開始ページ
4343
終了ページ
4349
記述言語
英語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.1016/S1352-2310(98)00188-5

WSPEEDIの長距離拡散モデルの性能を、混合層モデル化と入力データの時間・空間分解能との関連で調べた。比較のための基準データとして、ETEXラン1の地上濃度分布を用いた。解析の結果、モデル性能は混合層モデル化及び入力データ分解能には大きく依存せず、モデル運用時に入力可能な低分解能入力データを用いても、モデル性能は十分に実用的であることが示された。しかし、用いている拡散のパラメタリゼーションは、拡散を大きく見積もる傾向があり、最大濃度の過小評価傾向が指摘された。また、同じ理由により、スケールの小さい濃度分布が不明瞭になる。モデルの性能向上のためには、より詳細な拡散パラメタリゼーションが必要である。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/S1352-2310(98)00188-5
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?2000252
Scopus
https://www.scopus.com/inward/record.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=0032404050&origin=inward
Scopus Citedby
https://www.scopus.com/inward/citedby.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=0032404050&origin=inward
ID情報
  • DOI : 10.1016/S1352-2310(98)00188-5
  • ISSN : 1352-2310
  • SCOPUS ID : 0032404050

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