論文

査読有り
2017年11月15日

領域分割法における反復法ベース部分領域ローカルソルバーの導入と収束トレランス制御

日本計算工学会論文集
  • 河合浩志
  • ,
  • 荻野正雄
  • ,
  • 塩谷隆二
  • ,
  • 山田知典
  • ,
  • 吉村忍

2017
開始ページ
20170016
終了ページ
20170016
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.11421/jsces.2017.20170016
出版者・発行元
一般社団法人 日本計算工学会

領域分割法 (DDM) は有限要素法のための効率的な並列解法である。マルチコアCPUアーキテクチャにおいてDDMにおける部分領域ローカルソルバーの性能を最適化するために、著者らは反復ソルバーベースアプローチを提案する。これはDDMに基づく「オンキャッシュの」反復ソルバーを実現するものである。SSOR前処理およびEisenstat技法を用いた、OpenMP並列化されたCGソルバーによって実装された部分領域ローカルソルバーは、マルチコアPCクラスタにおいて、既存の直接法ソルバーにもとづく実装よりもメモリ使用において効率的であるだけでなく、計算時間においてもほぼ同等あるいは優位となることが分かった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11421/jsces.2017.20170016
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130006201531
ID情報
  • DOI : 10.11421/jsces.2017.20170016
  • CiNii Articles ID : 130006201531

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