1999年 - 2000年
グラム陽性球菌によって生じる敗血症性ショック時の細胞内情報伝達の解明
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 11671503
- 体系的課題番号
- JP11671503
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 3,600,000円
- (直接経費)
- 3,600,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
Antithrombin III(ATIII)が敗血症性ショックに対し有効である報告が近年散見されるが、その機序については未だ知られていない。これまでに我々はラットのショックモデルを用いてATIIIの敗血症の生存率に対する効果を検討すると共に、そのモデルでの血清中のアラキドン酸代謝産物及びサイトカインを経時的に測定した。その結果、ATIIIがCLPによるラットの敗血症性ショックの生存率改善に対し有効であり、同時に血中の炎症性アラキドン酸代謝産物及びサイトカイン産生の抑制が生じることを報告した。そのATIIIのメディエータ産生抑制の機序が、抗凝固作用による間接的なものか、細胞に対する直接作用かを検討するために、ラットの腹腔内マクロファージを用いて各種刺激によるメディエータ産生に対するATIIIの効果を検討した。(方法)動物はラット(200-280g)を用いる。細胞を刺激するものとして、エンドトキシン(LPS)1,10,50(_g/ml)及びheat-killed group B streptococcus(GBS)1,10,50(_g/ml)を用い、その各々に
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- ID情報
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- 課題番号 : 11671503
- 体系的課題番号 : JP11671503