2012年 - 2012年
藤樫準二文書の研究―皇室記者と宮内官僚の関係をめぐって―
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
本研究グループが発見した皇室記者、藤樫準二が残した文書を利用し、象徴天皇制/象徴天皇像が形成・変容・定着する過程におけるマスメディアおよび皇室記者の役割の解明を行った。
敗戦後、天皇制を維持するために宮内当局は積極的に皇室記者を活用する。皇室記者の側でも天皇制の「民主的」な側面を積極的に描き「象徴」へと変化した天皇制のイメージ形成に貢献することになる。
宮内官僚とマスメディアの共同作業は、戦後巡幸、女性皇族のイメージ形成、美智子妃ブームなどでも同様に見られた。しかしながら、宮内庁は次第に皇族の露出過多には過敏になっていき、開かれた皇室を求めるマスメディアの意図と対立する場面も生じるようになった。
敗戦後、天皇制を維持するために宮内当局は積極的に皇室記者を活用する。皇室記者の側でも天皇制の「民主的」な側面を積極的に描き「象徴」へと変化した天皇制のイメージ形成に貢献することになる。
宮内官僚とマスメディアの共同作業は、戦後巡幸、女性皇族のイメージ形成、美智子妃ブームなどでも同様に見られた。しかしながら、宮内庁は次第に皇族の露出過多には過敏になっていき、開かれた皇室を求めるマスメディアの意図と対立する場面も生じるようになった。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 24520772
- 体系的課題番号 : JP24520772