MISC

1989年1月

原子力コードへの並列処理の適用性

並列処理シンポジウム(JSPP 89)論文集
  • 原田 裕夫
  • ,
  • 析居 茂夫*

開始ページ
305
終了ページ
312
記述言語
日本語
掲載種別

原研における計算需要増加に対応するために、並列処理の適用性を検討する。主要な原子力コードの並列性を分析し、その中の2つのコードにパラレル処理、ベクトル・パラレル処理を適用する。その結果、3次元中性子拡散コードCITATIONでは、M380AP(2cpu)によるパラレル処理とVP-100によるベクトル処理の組合せによる推定で、ベクトル・パラレル処理効果が7.1倍、ベクトル・パラレル計算機FX/8(4cpu)での測定で6.5倍を得た。3次元中性子輸送モンテカルロコードKENOIVでは、M780/20(2cpu)による測定でパラレル処理効果はcpu2台で1.6倍が得られた。これらの原子力コードへの並列処理適用の有効性が示され、特にベクトル処理とパラレル処理を組合せた場合に効果が大きいことが示された。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?2056119

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