2019年7月
栃木県「緑の雇用」研修生を対象とした林業在職期間の決定因分析
林業経済研究
- ,
- 巻
- 65
- 号
- 2
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 8
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.20818/jfe.65.2_1
- 出版者・発行元
- 林業経済学会
栃木県の「緑の雇用」研修生を対象に,生存時間分析法の1つであるCoxの比例ハザードモデルを作成して離職の発生への要因分析を実施した。ここでの離職とは,通常の勤め先からの離職ではなく,林業に従事しなくなったことを指す。期間は2003年4月1日から2018年4月1日であり,その間の全研修生を対象とした。得られたモデルから地元採用者である研修生において,入職時期によって定着状況に違いがあることが示唆された。一方で,森林組合入職,入職年齢30・40代,ハローワーク経由入職,前職現業職,入職時有効求人倍率,入職時期による定着状況への違いは見いだせなかった。想定された多くの説明変数が有意とならなかったことは,入職時点よりも入職後の就業環境などが離職発生により大きな影響を与え得ることを示唆させた。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.20818/jfe.65.2_1
- ISSN : 0285-1598
- CiNii Articles ID : 130007742325
- CiNii Books ID : AN00330523