論文

査読有り
1997年11月

QRMを備えた高信頼サーバの設計と評価

電子情報通信学会論文誌
  • 平山秀昭
  • ,
  • 増渕美生
  • ,
  • 保科聡
  • ,
  • 島田智文
  • ,
  • 加藤宣弘
  • ,
  • 野崎正治

J80-D-I
11
開始ページ
916
終了ページ
927
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

分散処理環境に存在する多数のオープンなサーバ計算機に対し, プラットフォームもアプリケーションも変更することなく, 高い信頼性を提供することを目的に, QRM(Quick Rollback Module)を開発した. QRMはチェックポイント/ロールバック方式の障害回復方式に基づいたアドオン型の高信頼化モジュールである. QRMの付加により, 大部分のプロセッサ周辺のハードウェアの間欠故障, マルチプロセッサにおける一部のプロセッサの固定故障, OSバグに起因した大部分のパニックから, 計算機を回復する. QRMはアタッチメント型のボードとして実装されたハードウェアと, ローダブルモジュールとして実装されたソフトウェアから構成される. QRMを付加することにより, 計算機は数秒以内で障害から回復する. しかし通常の処理に対しては多少のオーバヘッドを生じる. オーバヘッドは実行されるプログラムによって異なるが, TPC-Cベンチマークで10.9%である. 本論文では, QRMの実装方式と性能評価の結果について述べる.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003315411
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10071319
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/4353361
ID情報
  • ISSN : 0915-1915
  • CiNii Articles ID : 110003315411
  • CiNii Books ID : AN10071319

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