2016年4月 - 2019年3月
サルコペニア予防における食事因子と生活機能に関する研究―大規模疫学研究による検証
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
日本人高齢者を対象に、食事因子が生活機能‐特に口腔機能‐に与える影響やフレイルリスクとの関連について検討を行った。抗酸化ビタミンが多く含まれている野菜・果物、緑茶の摂取頻度が高くなるほど、口腔関連QOLが有意に高くなる傾向が認められた。一方、コーヒーの摂取頻度と口腔関連QOLとの関連は認められなかった。
たんぱく質摂取量と包括的フレイル関連について検討したところ、男女ともにたんぱく質摂取量が多いほど包括的フレイルのリスクは有意に低下した。また、たんぱく質摂取量といくつかのサブドメインとの関連には性差が認められ、男性は社会的フレイル、女性は身体的フレイルの影響を受ける可能性が示唆された。
たんぱく質摂取量と包括的フレイル関連について検討したところ、男女ともにたんぱく質摂取量が多いほど包括的フレイルのリスクは有意に低下した。また、たんぱく質摂取量といくつかのサブドメインとの関連には性差が認められ、男性は社会的フレイル、女性は身体的フレイルの影響を受ける可能性が示唆された。
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- 課題番号 : 16K16287
- 体系的課題番号 : JP16K16287